安心毛布があるかぎり

KAT-TUN、NEWS、ジャニーズWEST中心ジャニオタ・俳優オタの雑記です。

アルバム『come Here』感想

アルバム『come Here』感想なのですが、「今回のアルバム最高!」という方にはあまりお読み頂かない方が宜しいかと思います。
カツン大好きで、大好き故のアレコレではあるのですが…。


6/24フラゲし、CDプレイヤーにセットしイヤホンで大音量で聴くのが恒例なのだけれど、聴き終えた後、私は首を傾げていた。曲が耳に残らなかった。
イヤホンが良くなかったかな…と通勤時に使用しているものに替え、もう一度頭から再生。
なぜだろうこの耳に馴染まない感じ…と思いながら聴いてたのだが、一番の理由はKAT-TUNぽくないのだ。
敢えていうのなら絶好調超のあの5人組グループの曲にしか聴こえない。フェイクやBREAK UR CAGEは特に2010年〜2011年頃出したアルバムの曲を彷彿とさせる。
それからバラードがとにかく多い。シングルだった曲はカツンぽいが、このアルバムが出るまでさんざん聴いているのでこれはノーカウント。
(それより4人の声だけに編集し直すのだったら5人だった時の曲をなぜこんなに入れたんだろうとちょっと納得がいかなかった。)
コンサートはこのアルバム+ In Fact収録曲で構成されると思うので、多少バランスが変わるとも思うのだが。
ジャケットからも今回はポップがテーマなのだろうとは理解できる。リード曲があのCOME HEREだということも理解できる。あれはあれで楽しいツアーになりそうな雰囲気を持っている曲だ。間奏部分(PVで強盗上田くんと警官田口くんが対峙している部分)はカッコいい音になっている。
でもアルバム全体を通すと正直個人的には物凄くKAT-TUNらしさが足りない。
大人な感じのアルバムにするために『KAT-TUNらしい』とう唯一無二の武器を投げてしまうのであれば大人になんてならなくてもいいだろうと思う。
年配のロックスターがいい年(失礼)になってもゴリゴリのロックを作ったりしているのに大人なアルバムになりましたといって曲風が変わってしまうのはとても…なんというか悲しいというか残念というか…。
もちろんワンパターンでは飽きられるかも知れないし、違うタイプの曲で挑戦とか色々あるのだとは思うが、それでも挑戦している方向が勿体無い方向に向いている気がしてしまった。
一般の人が聴きやすい王道っぽい路線に乗ってしまった気がする。
私はカツンのバラードに癒されたいわけではなく、ゴリッゴリのロックで男子に「カツンて曲かっけーじゃん」て言われたい。(いや、頼まれない限りは自らジャニオタ以外にCD貸さないけど)

ここまでダメだしっぽいことを書いておいてなんだが決して嫌いになったわけではない。
(嫌いになった場合はこんなこと書かずに一蹴してぽいっと捨てるので…。)
今一番感じているのは「失望」ではなく「戸惑い」なのだ。
結局のところKAT-TUNというグループはどこまでいってもファンを振り回してくれる気がする。
これだけポップな仕上がりのものをコンサートでどのような形に組んでくるのか非常に気になる。
黒と白の世界に新たに加わった色を彼らがどのように表現してくれるのか楽しみに7月を待ちたいと思う。


…でも次のシングルはいつものカツンぽい曲で何卒お願い致します…。